1980年代、日本のメディア産業は大きな転換期を
迎えていました。
その中でも特に大きな動きだったと言えるのは、
音楽業界のレコードからCDへの移行です。
1980年代、日本の音楽シーンはアイドルが
全盛を極めていました。
松田聖子、中森明菜、近藤雅彦、田原俊彦、チェッカーズ
などと言った面々がシングルチャートを独占し、
有名ミュージシャンが彼らへ楽曲提供を積極的に行なっていました。
その流れの中に一世風靡セピアもいたと言えます。
しかし、この流れは1980年代中盤になると廃れていき、
レコードが極端に売れなくなっていきました。
その流れを止めるべく、CDへの移行がなされ、結果的に
それが功を奏することとなったのです。
そんな中、別のメディアでは大きな波が来ていました。
それはマンガです。
Dr.スランプやキン肉マンの大ヒットで週刊少年ジャンプが
躍進し、サンデーやマガジンもそれぞれ部数を伸ばしていました。
数々の有名マンガがアニメ化され、大ヒットを記録していたのです。
その流れに沿って、ジャンプの人気漫画だった『魁!!男塾』も
1988年にアニメ化され、その主題歌を一世風靡セピアが担当しました。
その曲のタイトルは『汚れっちまった悲しみに』です。
この頃、アニメの主題歌に有名アイドルを起用する事が
流行りだしており、『汚れっちまった悲しみに』も
その流れの一端だったといえます。
『汚れっちまった悲しみに』はそれほどヒットはしませんでしたが、
男塾ファンの間では一世風靡セピアの名前のと共に
伝説と化しています。